小学校の入学に不安・心配している子に親ができること
小学校の入学シーズンを前に、子供が学校や新しいクラスになじめるかどうかと親は不安になるものです。
子供自身が心配しているときは、その気持ちを受けとめてあげることが大切です。
入学で親しい友達や好きだった先生と離れてしまうことに不安を抱くケースもあります。
しかし、子供は柔軟性を備えているので、初対面の同級生や先生とも、すぐに打ち解けるようになるものです。
親が心配を口にすると、子供の不安はふくらみますから「離れてしまって本当にさみしいね」などと、言わないようにします。
もし、子供自身が小学校入学に行きたくないなど、不安をぶつけてきたときは、その気持ちをしっかり受けとめてあげます。
そのうえで行きたくない理由などを聞いてあげて、
- 「クラスが別れても、友達でいることには変わりないよね」
- 「今度はもっと素敵な友達や先生にあえるかもしれないよ」
など、明るく小学生の年の子が希望をもてるような言葉をかけてあげるようにしましょう。
最も必要な「入学準備」は生活習慣を整えること
幼稚園や保育園で年長児は、学校の授業や教室での過ごし方を意識した活動に取り組む練習をするので、入学後のことを親が過剰に心配する必要はありません。
家庭でしておいた方がよい「入学準備」は、規則正しい生活リズムを習慣づけておくことです。
登校時間は、登園時間よりも早くなる場合が多く、
- 毎朝同じ時間に起きる
- 朝食をしっかりとる
と、いった生活リズムを定着させ、心身の状態を整えて小学生の生活に臨めるようにすることが大切です。
このほか、自分の持ち物を管理できるようにしたり、和式トイレが使えるように練習したり、通学路を確認すると言った準備をしておけば安心です。
毎朝決まった時間に起床し、朝食をしっかりとる。
生活リズムが安定していると、体調も整い、集中力の維持や自制が促進されます。
時間割をそろえるために、教科書やノートを置く場所、学習に必要なものをしまう場所などを決め、自分で片づけたり、用意したりできるように習慣づけをしておきましょう。
小学校は和式トイレが多いので、外出時などに使い方を練習させておきましょう。
小学校の参観日に使用させてみるのも良いでしょう。
入学前に、子供と一緒に通学路を歩いて、学校までの道順を確認しておきましょう。